タイヤ・ゴムに関する様々なテーマを検証しています。

エンジン車(化石燃料車)から電気自動車(EV)に変わる動きがあります。ETICではEV化でタイヤとゴムはどのように変わるのかを検証し、関連テーマを連載します。テーマとして「EV化とCO2」、「次世代自動車と電気自動車」、「エンジン車は無くなるのか」、と「タイヤ・ゴムはどのように変わるか」について連載します。


連載1 <EV化(電気自動車)とタイヤ・ゴム> 全6回+α

執筆者:Crazy TECHNOLOGIST

【第4-1回】タイヤの新技術(第4回続編)


ダウンサイジングタイヤ“ologic”はシミュレーションを元に低燃費性能(RRC)を予測して、タイヤの試作と実車テストを経て開発されました。狭幅/大径/高空気圧のタイヤでRRCは約30%低減し、ガソリンの消費量が10%も低減され、燃費性能が大幅に改善されただけでなく、ウェットスキッドレジスタンスなど安全性も改善しています。タイヤの形状だけでなく、トレッドやゴム組成も改良され、性能の向上が達成されました。

執筆者:Crazy TECHNOLOGIST

【第6回】まとめ 環境をまもるために


第5次EVブーム(現在のEVブーム)はジャーマン3によって始まり、中国も巻き込んで以前のEVブームを上回る勢いで進展しています。CO2削減には多様な方法から各地域に適合した方法を選択して、地球環境に優しい方法を選択する必要があります。CO2削減は手段であり目的は地球環境の保全です。CO2の削減ができても環境の悪化や温暖化する方法は選択すべきではありません。
タイヤもEV化とともに進化し、ゴムも進化すると思われます。溶液重合SBR(SSBR)の性能は大幅に進化しました。これからは乳化重合SBR(ESBR)や天然ゴム(NR)も変性され性能の向上が期待されます。CO2削減にはEVだけでなく、個人が大量に排出するCO2の規制やエネルギー消費を抑える必要があります。また、地球環境を守るには人の謙虚な自制心が必要です。

執筆者:Crazy TECHNOLOGIST

【第5回】ゴムはどのように変わるか


電気自動車(EV)化によりタイヤの負荷は大きくなり、低燃費性能はさらに要求されます。ゴムも耐久性能の優れた低燃費性(転がり抵抗の少ない)ゴムが必要とされます。
ゴムは樹脂と違い成型時にポリマー分子間を架橋することで伸びても元に戻る弾性変形をすることができます。また、カーボンブラックやシリカのフィラーを添加することで強度や耐久性能が向上します。永い間カーボンブラックが使用されてきましたがゴムとシリカと反応するシランカップリング剤を使用することでシリカを補強性フィラーとして使用するできウェットスキッドと低転がり抵抗のゴムにすることができました。さらに、溶液重合SBRのゴム分子にシリカと反応する官能基を導入することでC相が補強され転がり抵抗性能が大幅に向上しました。また、ゴム分子もフリー末端を少なくすることで「フローリーの理想のゴム」に近づき性能の向上が認められました。
しかし、エマルジョンSBRや天然ゴムについてはポリマー変性されずに改良されないままです。

執筆者:Crazy TECHNOLOGIST

【第4回】タイヤはどのように変わるのか


電気自動車(EV)用タイヤに関する情報をインターネットで調査したがエンジン車とあまり変わらない低燃費、低ノイズ、安全、操縦性、グリップなどを挙げていました。ブリヂストンだけが「偏摩耗」のことを挙げていました。また、ブリヂストンはオロジックという幅の狭く径の大きなタイヤを低燃費タイヤとして発売しました。コンチネンタルも同様のタイヤを販売しました。このタイヤは中島幸雄教授のダウンサイジングタイヤのことのようです。グッドイヤーはウェッドスキッド性能と低転がり性能の素材をタイヤに使用しています。タイヤのトレッド以外にも空気バリア性の高い素材が横浜ゴムから提案されています。JATMAが公開した低燃費タイヤには天然ゴムが多く使用され、フィラーとしてはシリカが増えていました。

執筆者:Crazy TECHNOLOGIST

【第3回】エンジン車は無くなるのか、素材は変わるのか


次世代自動車として電気自動車(EV)が主流と思われますが10年後の予想ではエンジンは90%残ると予想されています。1900年頃のアメリカではEVは自動車市場の約40%も占めていました。最初に時速100kmを達成したのは当時のEVでした。EVの課題は当時と同じで、充電時間が長いこと、走行距離が短いことです。EVになるとタイヤの燃費(電費)の寄与が大きくなりタイヤの低燃費性能が重視されます。EVの課題を整理し、タイヤの課題をまとめました。

執筆者:Crazy TECHNOLOGIST

【第2回】次世代自動車と電気自動車


次世代車としては電気自動車(EV)だけではなく他の車もあります。EVが今後主流となりエンジン車は衰退するのでしょうか。世界のEV化の動きと各社はどのようなEVを出しているのでしょうか。また、EVになるとタイヤは変わるのでしょうか。今回はEVの動きを調べてみました。

執筆者:Crazy TECHNOLOGIST

【第1回】EV化とCO2


エンジン車(化石燃料車)から電気自動車(EV)に変わる動きがあります。ETICではEV化でタイヤとゴムはどのように変わるのかを検証し、関連テーマを連載します。テーマとして「EV化とCO2」、「次世代自動車と電気自動車」、「エンジン車は無くなるのか」、と「タイヤ・ゴムはどのように変わるか」について連載します。第一回目はEV化とCO2についてネット情報を中心に検証しました。